人生最期に見たいもの。

まもなく母親の3回忌を迎える。

鹿児島に生まれ、住む者が人生最後に見たいものとは何だろうか?

ふと思ってしまった。とうよりは、思い出してしまった。

病床で死ぬ間際にもらったメッセージは

「桜島を見たい」

だった。

残念ながら、病室から眺めることはできなかったので、葬式のときに桜島の写真を棺に入れた記憶がある。

時は経ち、今月、私の知人が急死した。

たまたま、その方の人生最期に撮った写真を拝見することができた。

写っていたものは桜島であった。

昔大河ドラマ『篤姫』で、篤姫が

「桜島をみたい」

と言っていたよなぁ。。。

ここ数日、鹿児島市内には東風の影響で桜島からの火山灰がふりそそいでいる。

ちょうど100年前の1914年には、大正大噴火を引き起こして甚大な被害が出た。

それでも、

鹿児島に住む者として、

もうすぐ自分の人生が終わると

そんな予感がしたとき。

私もついつい

「桜島を見たい」

と言ってしまうのであろう。

DSC_0945

広告

鹿児島港22時&17時。

毎年3月末〜4月初旬になると、年度末ということもあり、人の異動がさかんになります。

 

鹿児島県は北は長島から南は与論島まで南北600kmにもわたるため、

教職員の方々は一生のうち何度かは離島に赴任するそうです。地方(特に離島)に転勤となれば一大イベントです。

 

写真の通常なら月曜日と金曜日の23時(週2便)に出港する

「フェリーとしま」

なのですが、先週(4月第一週)は月、水、土曜日の週3便となり、

20時頃に鹿児島港に入港しても23時には出港してしまうという慌ただしいスケジュールになっています。

 

DSC_0962

写真の前の便(4月2日発)では転入する教職員を乗せ出港したと思われます。

離島に向かうフェリーの船体には

「○○先生、頑張って」

などのメッセージが書かれた横断幕が掲げられ、

船内から幾重にも投げられた紙テープを見送りの人たちとつながっています。

岸壁から万歳の声も聞こえてきます。

いよいよ出港!!

岸壁からゆっくりと離れていき、やがて紙テープはちぎれてしまいます。

10分もすると、船の姿は港から見えなくなり、鹿児島湾の湾口に向けて突き進んでゆきます。

 

また、写真(当日はQUEEN CORAL 8)の毎日18時発の奄美諸島〜沖縄行きはいつも以上に長い汽笛とともに、

便によっては出港直前

「別れのワルツ(蛍の光)」

が流れる場合もあり、より別れという感じがします。

DSC_1054

 

昨年度私が個人的にすごくお世話になった方も今年度から島に赴任することになり、残念ながらお見送りはできなかったけれど、

寂しさがある一方で、新たなステージの始まりなのかなとも思っています。

 

とりいそぎ。